Jacobin's Memo

インターネットテクノロジーをグローバルで展開している仕事です。

オールブラックス観戦記

オールブラックスは強いというより次元が全く異なるものでした。日本でのラグビー観戦やテレビのオールブラックス戦を相当数見ているのですが、全体を見渡せる生観戦では違う景色でした。まるで、小動物が追い込まれ自滅するかのごとく猛獣が追い込むアニマルプラネット状態。ちょっとしたミスを見逃さない。上杉謙信の『車懸りの陣形』の様なのでしょうか。次から次へと漆黒のジャージが現れ襲いかかる。どのような局面でも5人程度人数が多いような錯覚。26年前と同じノートライ。得失点差は縮まっているといえるが、近くなるとまた遠くなるような蜃気楼なのではないか。。。しかし、

 

広瀬主将が、「自分達がやっていること間違い無いですけど、小さいことを積み重ねることが大事だなと再認識しました」「地道に一歩づつ積み重ねるしかないと思いますが、自分達を信じて走り続けます!」と悔しそうにインタビューに応えていました。疲れ切った日本代表も眼光だけは鋭かったです。確かに広瀬主将が言っていることを現実化しているのはオールブラックスだと思います。ここからです!エディージャパン!観客も自分の生活や仕事に置き換えてしっかり聞いていました。

 

<感じたことメモ>

・やっぱりラグビー好きな人は潜在的に多い。好カードと言えど、秒殺で販売完了。でも平均年齢55歳位かな?ウェールズの時はジャニーズでこけたからな。。。

・観客が君が代をしっかり歌った。海外のラグビーの試合を見ているようでした。とてもいい雰囲気。私も歌詞がはっきりしない箇所や、意味不明のところがあるのでしっかり勉強したい。

・やはり日本人はオールブラックスが好き。大学ラグビーなどで相手チームを罵倒するような応援、例えば「おーおー今のタックル高いだろ!」などは誰も発せず、いいプレーには拍手。エディさんが言うように、このような状態ではいつまでも勝てないかも知れない。

・JRFUがカード会員を優先入場させる為に、ギリギリまで開場しない。この日は、ほぼ同時刻から、国立競技場でヤマザキナビスコ杯、神宮球場で早慶戦が行われていたのですが、早い時間から入場出来、応援合戦や気ままにビールを飲んでいる。みんな早く来て、綺麗な競技場を楽しみたいのだ。子供の頃、おやじに連れられて来て、競技場のはじからはじまで走り回ったものです。ラグビーファン獲得で頑張っているJRFUには敬意を表しますが、早く開門してもらい競技場自体を楽しむことが出来るように切に願います。

 

 <写真とビデオ>

 クレージーだぜ!開演前。早く中に入れてあげて!

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ビッグリポビタンDだー!スポンサーありがとうございます。

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海外のラグビー場みたいだ!(行ったことまだ無いですが)

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マ、マコウ、、だー!

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君が代の合唱来るよー!そしてハカ!

お疲れ様ー!

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参議院選挙2013の歩き方②

参議院選挙2013の私の投票行動計画を立案した。なぜそうなったのかの経緯については、参議院選挙2013の歩き方①を読んで頂きたい。

 

私の今回の投票行動の原則は、事前の新聞社やネットの予測を最大限集めて、自身の一票を結果的に圧勝か惨敗する候補者ではなく当落上の候補者に絞って投票を考えるということだ。その方針で、情報を集めた。

 

 

1. 参議院 選挙区(東京都)

 5議席に対し、20人の候補者がいる。既にいろいろな分析で、予想がされている。

 

一票入魂!『選挙マニア総研』

http://h09.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/20135-8b5f.html

によると、

 ◎自民、◎自民、◎公明、〇共産、▲維新、☆民主、☆みんな

 

BLOGOS

http://blogos.com/article/60810/

では、

当選確実 自民、維新、公明

当落線上 自民、民主、みんな

 

である。この他にもいろいろ予想されていますが、微妙に結果が異っているのが興味深い。

 

 

2. 比例代表選挙

 比例代表は、政党か当選させたい比例代表の候補者に投票することになります。様々な予想を見ると、大方の情勢は定まっている。

 

自民党 15~17議席

民主党  8~9議席

維新会  4~6議席

公明党  7~8議席

みんな  4~6議席

共産党  4~5議席

社民党  0~1議席

生活党  0~1議席

その他  0

 http://h09.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/2013-0415.html

 

新党大地は、1議席を目指して苦しい戦いのようで、「代表より8歳上…大地、同姓同名「宗男」氏擁立」という荒業のようだが、どうなることやら。。。

 

さてこの比例代表にどのような投票行動をするかだが、議席数が大方決まっているなら、そのボーダーライン近くの候補者が国勢に参加出来るような人材を揃えているかどうかのチェックが考えられる。党職員や、その後芸能人に転身したような人を候補にしていないかの確認だ。各選挙区は目につきやすいが、比例だといろいろな候補者がいる。この経験では国勢は難しいのではと思う人も少なくない。上記に予想される人数を、仕事の出来そうな人を代表リストにいるのかという点で支持政党を決定した。注目する個人名もあるが大勝と思われ、議席確保のボーダーラインギリギリとなると特定する程の個人名も見当たらないのが現実であり、政党名にした。しかし、これだけ考えて比例政党を決めても、そもそもこの制度やこの制度で選ばれる議員の意味もどうなのかと感じるのであった。

 

、、、と知恵熱出そうになったので、投票日まで待てないので、これから投票行こうかと本気で思ってきました。

 

 

参議院選挙2013の歩き方①

先だっての都議会選挙でとても新鮮な経験をした。いつも選挙というと、当たり前ですが、自分のイデオロギーを基に支持政党を決めて投票していた。自分の選挙区に尖った候補者もいないので、人物本位ということでもなかった。なので選挙は、期日前投票か、選挙の日の朝早く投票していた。自慢ではないが、選挙権を貰ってから選挙に行っていないことはない。

 

そんな私に大きな転機が来た。

 

参院戦の前哨戦として今回の東京都議会選挙は注目されていた。しかし、投票日まで長期の海外出張で、初めて選挙に行けない事態が起きそうな状態になった。あきらめかけていたが、乗換などが奇跡的な連携で、自宅に19:45分に到着した。「間に合う!」そこから近所の小学校へダッシュ!

 

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長期出張だったので、選挙情勢などの情報も、候補者のプロフィールも詳しく見ていない。帰りの成田エクスプレスでiPadで情報を取り、フムフムと候補者絞り込むことに。。。圧勝ムードで、あまり盛り上がっていないのか、との感想もしつつ。そう言えば、自分の投票行動は政治に何か影響力をもたらしのかと思うものの、大体が圧勝か惨敗の候補者に投票していたなの思いつつ、支持政党を決めて臨むから仕方ないのかと思ったりした。

 

なので、今回は初めて方針展開して、支持政党や本人などは最終要素として、ボーダーラインにいる候補者の中で、自分の投票行動で最善の選択が出来るように考えた。自分の選挙区では、3人が当落上に予想されていた。結果的には、その3人は1000票差以内であった。3人は、みんなの党、生活者ネット、民主党。その候補者の経歴から想定できる政治スキル、ホームページでのメッセージポイントなどを考慮して候補者を絞った。大したことないが自分の主義主張と遠からず、連携も可能ということで決定。

 

そして残り15分、真っ暗の小学校グランドを数十年振りにダッシュして、煌々と光る体育館を目指した。

 

そしてその候補者の名前を書いた。エキサイティングなのは、ここからでした。テレビのニュースでは、有名候補者の当選が伝えられてくるが、大勢の報道はされるものの、一選挙区の当落上の候補者の報道などなかなかないものだ。深夜2時頃まで画面から離れられなくて、「明日は月曜日で会社か。。。」と疲れが出てきた。ウトウト寝て、朝5時に起きてネットを確認すると「ヤッター当選してるゼー!」と、あたかも自分が選対本部のリーダーの如く、ガッツポーズを早朝からして、生まれて初めて自分の投票が活かされ、気持ちの入った選挙ドラマは終わったのであった。

 

選挙は静かにしないといけない雰囲気があるので、昼の時間ではなかなか出来ないのですが、とても気持ち良かったのが、夜の小学校ダッシュでした。これを経験するなら選挙当日は、当落の情勢分析して、ギリギリに間に合うように投票所に行くとダッシュ出来るかも。

 

その②は、この経験を活かし、参議院選挙2013をどう歩くのか報告します。

頑張れ、大砂嵐関!

今日からの名古屋場所注目力士は、イスラム教徒の大砂嵐です。テレビで見る限り、とてもナイスガイで明るくファンになりました。でもこの場所、ラマダン(断食)が3日目から千秋楽に重なります!下記の日程表入手しました。日が暮れるまでは、食べ物どころか水も飲めません。対戦力士も腹ペコ力士相手に、本気でいけるのかな?海外にいる時にムスリムのゴルフ仲間も多かったのですが、夕方に近くなると距離も出なくなりイライラしていました。本人達は、健康にいいとポジティブだったりするのですが。。。お相撲さんは食べることも仕事ですから、お腹空いてかわいそうですが、頑張って欲しいです。

 

 

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エージシュート記念!ジャンボ尾崎キャンペーン開始です。

エージシュート記念!緊急!ジャンボ尾崎キャンペーン始まりました。誤字が2つもあるので、その急ぎ慌て振りは想像つく。確かにADAMSのユーティリティは欲しくなる。しかし、ADAMSが日本人として初めてジャンボとの契約発表したのが、たった2ヶ月前。凄い先見性だとしかか言いようが無い。

写真: エージシュート記念!緊急!ジャンボ尾崎キャンペーン始まりました。誤字が2つもあるので、その急ぎ慌て振りは想像つく。確かにADAMSのユーティリティは欲しくなる。しかし、ADAMSが日本人として初めてジャンボとの契約発表したのが、たった2ヶ月前。凄い先見性だとしかか言いようが無い。

この記事は、2013年2月であるが、ジャンボ尾崎は、「2002年から遠ざかっている“優勝”を目指して今後もレギュラーツアーで戦っていく上で、心機一転、新たな武器で戦って行こうと思いました」と完全に優勝を視野に入れているのである。確かにテレビで見ていると、一時期の体力の衰えも無いように見え、背筋がしっかりして体幹が鍛えられている。しっかり準備してきたのだろう。

http://www.alba.co.jp/tour/news/article/no=22391

 

ジャンボ尾崎、今季はアダムスゴルフのクラブを使用しツアーを戦う<画像提供:テーラーメイド>

常在青春(じょうざいせいしゅん)!66歳のジャンボを“買った”アダムスゴルフ!

しかし、マーケティング的にはジャンボに白羽の矢を立てたこと、そしてジャンボが優勝狙う気持ちにモチベートさせたことは、とても明るいニュースです。

 

 

 

 

「Internet Dating Profile Writer」 デートのシナリオプランニング? コーチング?

たまにoDesk経由のクラウドソーシングで世界中の人に頼んでいます。世界各国の調査を10ヶ国程の方と仕事を進めてとてもいい経験をしています。

突然、本日面白いメールが事務局から来た。「Internet Dating Profile Writer」経験豊富(?)な人がその人の状況に合わせ、デートや恋愛関係をフェーズアップするために、シナリオライティングやコーチングをしてくれるらしい。そういう意味では、クラウドソーシングも、その人の人生に影響力を持ち始めたということか。。。恐るべし。

 

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朝日新聞新年企画 - ビリオメディア「衆院選 ツイッター460万件分析」の記事を読んで。何と!自民、民主へのつぶやき数と得票数の関係がイコール。

 

昨日、朝日新聞の朝刊に掲載された「衆院選 ツイッター460万件分析」の記事が、「ビリオメディア」と新しいキーワードを使っていることもあり(ビリオメディアの命名は、1ケ月程前に発表されているが)フェイスブックやツイッター上で騒がれている。その為、氷点下近い強い雨の早朝に10年振り(かな?)にコンビニに朝日新聞を買いに行かなくちゃ!と思わせるモチベーションになったのであった。最近、ビッグデータで少し考えるところがあったというのも理由の一つである。

 

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確かに一面の半分をこの特集に使い、その裏ページも詳細に解説に加えている。また、インパクトを増すために同日に掲載したのかは不明であるが、アメリカ大統領戦でのツイッターによるつぶやき事例、安倍総裁が三木谷社長と会談し「ネット選挙解禁すべき」、韓国大統領選でのスマホでの活躍なども記事になっている。最近、代々木系と呼ばれるクールでリラックスしている素敵な方々のお話を聞く機会があったのであるが、この紙面だけ見れば、彼らも納得できる関心の領域ではないかと思える。『インターネット新聞』 or 『SNS新聞』と言ってもおかしくない構成で、実家のおやじとかこんな新聞をどうやって読んでるのかと疑問になる程である。まさか購読者の年齢で、配れるバージョンが違うとか行動ターゲティングはしてないですよね?それくらいおやじには、チンプンカンプンだと思う。購読者をダイナミックに世代を切り替えているのかな?と思う。

 

ツイッター460万件分析

「支持する」「期待する」などの前向きなつぶやきと、「駄目だ」「嫌だ」との後ろ向きなつぶやきをプラスマイナスし各政党への評価をつけるという方法。恐らく今回の特集記事で一番の注目を得たと思われるプラスアルファ・コンサルティング社が、「前向き」「後ろ向き」のそれぞれ30語を抽出している。

 

【前向きの言葉】「支持する」「期待する」「ぶれない」「マシだ」「まっとうだ」「応援する」「立派だ」「信頼する」「素晴らしい」「投票する」「必要だ」

【後ろ向きの言葉】「駄目だ」「嫌いだ」「嫌だ」「バラバラ」「ひどい」「ぶれる」「悪い」「期待しない」「支持しない」「信頼しない」「投票しない」「無責任だ」

 

かなりストレートな表現の言葉である。半匿名性でつぶやく人も多いのがTwitterであるが、どちらかというと「独り言率」が高い人のつぶやきが集まりやすい調査なのかもしれない。だからこそ正確性があるとも言えそうであるが、次回の選挙でこのビリオメディア対策を取るならステマも出来そうだ。

新聞では、膨大な情報の蓄積である「ビッグデータ」から、460万件のつぶやきを抽出して時系列にして分析したサマリの掲載であるが、特集サイトにある時系列がこと細かに見えるサイトが素晴らしい。この図で表されているリンクのページの下の方にある「総選挙に関するつぶやき調査」が秀逸である。今までコンサルタントがインダストリーの解析に使っていたような、「ツリーマップ」と呼ばれるグラフィックで表現したのは直観的に理解できる。脳内メーカーのように、頭の中にあるイメージに近く感じるのである。

 

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私の中で今回の選挙は、橋下市長と石原前知事、嘉田知事と小沢一郎元代表のプロレス的タッグなど面白い話題があったはずなのだが、出てきては消えるようにいつのまにか話題にしなくなっていた。自分でも、いつから日本維新の会について興味(本来興味は高く無く、世間一般の関心として)を失ったのかと思っていた。本来、嘉田知事の生き様というかキャリアにも関心があったはずだ。それがこのビッグデータで時系列的の政党関連の分析を見て、自分がどのタイミングから関心が薄くなった時期が確認できたのである。私は、12月の第一日曜日は、必ずラグビーを観に行く。その為、この日の前後のカレンダーやイベント、誰と会ったか、会話内容は明確に覚えているのである。なので、時系列的に確認しやすかった。

 

ネガティブなツイート < ツイートしない

12月2日にテレビで橋下市長が「原発フェードアウト、公約ではない」との発言には、それまでの弁舌鋭い橋下市長とのギャップにはビックリした。12月3日に先輩とで飲んだのだが、話題にはしたものの盛り上がらなかった。

 

「フェードアウト、公約ではないってすごいですよね」
「そうだね」
「石原慎太郎と組まない方がよかったですよね」
「そうかもしれないね」
<会話終了....>

 

昔みたいに、先輩でも同僚でも部下でも同じ話題で延々と議論することは少なくなってきてはいる。また、私にしては、元より期待が大きいわけではないので「後ろ向き」の言葉で非難を強める議論をする訳でもなく、興味が激減して、会話も続かないのである。ここを境に、橋本市長の話はしなくなった気がする。この状況が決して私だけではなかったことが、この「ツリーマップ」から見てとれる。11月29日から12月2日までは、日本維新の会に関するツイート数が一番多く、この期間に他の政党からインパクトあるメッセージも出ていないので、ツリーマップと同じように国民のマインドシェアの大きな部分を占めていたと思う。事実、私もそうである。しかし、12月3日を境にして、ツイート数が激減するのである。上述した会話の「フェードアウト発言」のタイミングである。この後、日本未来の党は着実にツイートは増やしてトップの座を奪ったと思われたのも束の間、12月5日の届け出混乱を境に、こちらも激減している。双方とも、決してネガティブなコメントが増えている訳ではなく、何もツイートされない状況に陥るのである。話題にもならないということは寂しいということである。フォロワーが多いソーシャルで影響力がある人は、くどくどとネガティブなことはあまり言わないと思う。仕事上での関係があるフォロワーがいると尚更だ。一度でも失望すると、ツイートが減る傾向にあると言えるのではないか。

 

その後の展開は、第三極の選挙と言われていたが、自民と民主だけが残り、ツイッターの中でも「前向き」「後ろ向き」の二極化の選挙になっていったのである。

 

比例政党別獲得票「率」 ≒ つぶやき数 = 比例政党別獲得票「数」

選挙特番で、「自民党は前回との得票率はほぼ同じ」「決して、有権者の信任を得たのでは無い」と再三説明している。体感的に、的を得ているように思える。しかし事実関係として、「ビリオメディア」の調査で「4党に関するつぶやき数の推移」のデータ推移の累積が、極めて得票数に近いのである。より詳しいデータ解析は「ビリオメディア」取材班にお願いしたいが、自民に関してつぶやいた件数150万件で、得票数はその11.0294倍の1662万票。民主も11.5278倍である。この極めて近い値であることに驚愕する。注目度の高かった維新は12.2634倍。ここでは、「前向き」「後ろ向き」は関係無く、つぶやかれた総数だけだ因果関係だ。確かに地元の小選挙区で、既存政党以外の候補者の知名度が浸透していくに従い、どんどんツイート数は伸びるのであるが、アンチ的なツイートもそれと連動して伸びてきていた。総数として伸びることは、そういうものだと思える。

 

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しかし、未来だけは5.87919倍。つぶやきが得票につながっていない。その理由を知るには、以下の朝日新聞の記事である。 

 

ソーシャルメディアの使われ方を研究した大阪商業大学JGSS研究センターの上ノ原秀晃主任研究員は「未来を熱心に支持する少数の人のつぶやきの割合が多かったと考えられる」と指摘する。

 

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熱心な支持者なのか、ネット上での動員なのか不明であるが、SNS市民には不審がられ、新聞にまで報道されてしまうのはあまりいい効果ではない。嘉田知事の「生活環境主義でいこう!―琵琶湖に恋した知事」は、とても好きな本である。もし本と同じであれば嘉田知事も知的で素敵で、そしてワイルドな魅力を持つ人だと思う。この本の中には、嘉田知事は京都大学の探検部の女人禁制を破って入った部員と書いてあり、何とも言えないロマンを感じるのである。ストレートにもっと多くの人に働きかける要素はツイッターの中でも別の方法があったと思う。

いづれにしでも、数ある予測と比較しても、ここまで得票数と正しい関係性を示すのはツイッターだけだと思う。

 

まとめ

今回の記事は、リテラシーの高いIT, ジャーナリストの方々に注目度が高いだけあり、いろいろな問題提起があったと思う。歴史的なマイルストンになるものかもしれない。しかし私の中で、新聞(紙)の価値が従来以上に高まったかと言うと、この記事もテレビのコマーシャルと同じ、後は「◯◯◯で検索」とウェブサイトに誘導しており、新聞紙面にあるURLで導かれた「ビリオメディア」の特設サイトが素晴らしかったというものである。当初より、この特設サイトがあるのを知っていれば、寒い中新聞は買いに行かなかったと思う。ただ、新聞社は長い歴史と同等に偉大だと思う。これだけの企画力と投資、13名の取材班編成。これから大規模なデータを抱え、ビッグデータアナリストが活躍する情報インテリジェンス企業になるのではと連想させる記事である。

 

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http://p.twipple.jp/G4CIu

 

今回、朝日新聞は10年以上振りに買い、全部しっかり読んだのは大学生以来の経験でした。紙面もバリエーション豊富な記事で、広告も綺麗で、これなら購読しようかと思うのですが、新聞販売員との対話が面倒臭いから絶対購読しないと思う。 それも今は違うのかな? 化粧品会社のCMのように、「自信があるから電話しません」とかしてくれたらいいと思う。いづれにしても、今回いろいろ刺激を受けるチャレンジャブルな特集を組んだ朝日新聞には敬意を表するのである。